米Confluentは、第4回目となる「データストリーミングレポート」の調査結果を、6月5日に発表した。同レポートの調査は、12か国における4175名のITリーダーを対象に行われている。
調査結果によれば、ITリーダーの87%がデータストリーミングプラットフォーム(DSP)を活用してリアルタイムでコンテキスト豊富かつ信頼性の高いデータを、AIシステムに提供する予定であると答えており、日本でも82%が同様に回答した。
データストリーミングが重要な戦略的優先事項であるという回答は86%に達し、日本では戦略的優先事項として、「データストリーミング」(83%)を挙げる回答が、「セキュリティとセキュリティ管理」(93%)に次いで2位となっている。
日本の調査対象者は、「データソースの不整合」と「タイムリーさや質の不確かさ」を、データの管理と活用における重要な課題として挙げており、どちらもグローバルでの回答を15ポイント超上回った。
AIや機械学習を導入する上での大きな課題としては、日本では「AIプロジェクトやワークフローを管理するスキルや専門知識が不十分」を挙げる回答が最多となっている。これは、グローバル平均(42%/22%)を大きく上回る結果で、日本はより顕著な技術スキル格差に直面していることが明らかになった。
日本のITリーダーは、79%がデータの処理とガバナンスにおけるシフトレフトアプローチを採用して、開発と運用のコストおよびリスクを削減している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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